日本食品の輸入検査規制を緩和へ
台湾衛生福利部食品藥物管理署(TFDA)は、これまで福島県を含む日本5県(福島、茨城、栃木、群馬、千葉)からの食品に対して実施していた 「全量検査(逐批検査)」および「二重証明(放射能検査証明+産地証明)」の規定を廃止 する方針を発表しました。
リンク先:
https://www.fda.gov.tw/TC/newsContent.aspx?cid=5072&id=31189
■ 改正のポイント
〇これまで:
日本5県からの食品は、台湾輸入時にすべて放射能検査を受ける必要があり、かつ産地証明も必須でした。
〇今後:
上記の厳格な規定が廃止され、通常のリスクベース抽出検査へ移行します。
→ 他地域の食品と同様に「サンプル検査」のみとなります。
■ 背景
〇IAEA(国際原子力機関)や各国の評価で、日本食品の安全性が確認されていること
〇台湾で実施された多数の検査においても、問題のある事例がほとんど見られなかったこと
■ 影響
〇日本から台湾への食品輸出手続きが簡素化され、通関の迅速化・コスト削減が期待されます。
〇台湾市場における日本産食品の流通がよりスムーズになる見込みです。
■ 今後のスケジュール
〇本公告は 60日間の意見募集 を経て、正式に施行される予定です。
〇施行は 年内の可能性が高い と見込まれています。