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2023年、省エネ補助金がスタート!市場は20%成長するとの予測

 2050年ネットゼロエミッションビジョンの実現、省エネは最も直接的かつ効果的な方法であり、経済部は2023年1月1日から12月末まで、エアコンと冷蔵庫を省エネ型の製品に買い替えれば、1台当たり3,000台湾元(約1万3,000円)を補助すると発表しました。

 予算は30億元。23年6月14日までは、財政部の省エネ家電購入に対する2,000元の貨物税(物品税)還付措置と合わせ、購入負担が計5,000元軽減します。家電業界団体、中華民国電器商業同業公会全国聯合会(TEAA)の廖全平・理事長は、64万台の買い替えが進み、23年の家電市場は20%成長すると予測しました。

 家電業界関係者は、省エネ家電への買い替え補助と貨物税還付措置、家電メーカーや販売店の販促キャンペーンを合わせれば、10~20%引きに相当すると予測しました。また、電力料金の上昇で、電力料金を節約したい消費者の省エネ家電の購買意欲を刺激すると指摘しました。

 廖・理事長によると、例年のエアコン販売台数は200万台、冷蔵庫は80万台。省エネルギー政策の推進で、過去3年でエアコン500万台、冷蔵庫200万台の買い替えが進んだものの、使用年数10年以上のエアコンと冷蔵庫はまだ707万台残っており、全体の約40%に上ると指摘しました。一般に、エアコンの標準使用期間(寿命)は10年といわれています。

 経済部は、省エネ家電への買い替え補助により、年間6億7200万キロワット時(kWh)の節電、33万9200トンの二酸化炭素(CO2)排出削減につながると見込んでいます。

 このほか、商業・サービス業に対しては23年3月1日から、エネルギー効率が第1級の空調設備への更新で1台当たり最大3万5,000元、1社当たり最大20万元の補助を支給します。また,セントラル空調システムなどの省エネ効果向上に、1件当たり最大500万元を支給します。

 皆様も一緒に省エネ対策に対応し、年末年始の大掃除を利用して新しい家電に入れ替えましょう!

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